Kyu No Suji 83 Man 7000 Ri

今日の数字「83万7000人」

こんにちは!

さて今日の数字は、日本人の人口に関連した数字です。
83万人と言えば、佐賀県の人口を少し上回る数ですが、一体、何の数字なのでしょうか!?

先般、総務省より、日本の人口推計が公表されました。
2023年10月1日時点の外国人を含む日本の総人口は、前年より59万5000人少ない1億2435万2000人でした。
その内、日本人の人口は、1億2119万3000人で、前年比で“83万7000人の減少”となりました。

これで、出生数が死亡者数を下回る自然減は、17年連続です。
昨年一年間で、佐賀県の人口(約81万人)が、減少した計算となります。

もう一つ日本の人口の特徴は、上述の通り、人口構成が急速に高齢化している点です。
65歳以上の高齢者が総人口に占める割合は、29.1%と過去最高を更新しました。
また、75歳以上の人口も2007万人となり、初めて2000万人を超えています。

逆に生産年齢人口(15-64歳)は、7395万2000人で、25万6000人の減少となりました。人口全体に占める割合は59.5%で、米国の63.3%、英国63.3%、中国68.9%などに比べても、低い水準となっています。

日本では、女性や高齢者の労働参加が、増加傾向とはなっていますが、2019年以降、労働人口は横ばいが続いている状況です。

そのような中、働き手として増加しているのが、外国人労働者です。厚労省の発表では、昨年10月末時点での外国人労働者は204万人となり、初めて200万人を突破しました。
伸び率は前年比12.4%、日本の労働力に占める割合は、1.9%となっています。

このように人口減少、高齢社会が進む中、外国人への依存度が増している状況ですが、日本の長く続いた「デフレ経済」、そして急激な「円安」によって、賃金は伸びず、日本は他国に比べても、働く上で魅力的な国ではなくなってきています。

日本人の人口が増えない以上、今後は、外国人に依存する割合が増加するのはやむを得ない事ではありますが、課題として、「いかに日本で就労してもらうか(魅力的な国になるか)」と共に、異なる生活様式の人たちを受け入れる「準備と覚悟」が必要とも言えるでしょう。

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